紳士靴修理 穴のあいた靴底補強
皆様こんにちは。
今回ご紹介します靴修理は紳士靴の靴底補強とかかとのゴムの交換です。
今回はラバーの靴底が薄くなってきて真ん中がさけてしまいそこから雨の日など水が靴の中に入ってきて困ってるのでなんとかなりますかとのご相談です。
大丈夫です!
そこで今回は靴底にラバーのシートを貼って靴底を補強する事にします。
「かかとのところも雨の日など滑りませんか?」
と伺ったところ
「滑って困ってるんだよね。」
との事でしたので一緒に修理する事にしました。
靴底の穴をそのままにしておくと雨がしみてきて不快なだけではなく
靴の中敷きの下に中底という部分があるのですが中底が雨の水分で弱くなって履き心地が悪くなったり靴底がはがれやすくなったりします。
よく歩かれる営業の方は靴底が傷む事が多いので1、2回履いた後で前もってラバーのシートを靴底に貼って長持ちするようにされるなどしておられます。
特に革底の場合は事前にラバーのシートを貼っておかれると本当に長持ちしますよ。
雨の日が多い日本では是非利用して頂きたいサービスです。
修理前の靴底の状態とかかとの状態がこちらです。
靴底の真ん中が裂けております。
ここから雨が染みこんできてるのですね。
今回使用するラバーのシートは雨の日も安心して履きたいとお客様から要望がありましたので、滑り止めを強化したタイプをお貼りします。
しっかりグリップしそうですね。
かかとの修理後の写真はこちらです。
斜めになっていた部分を平らにして新しいゴムを取り付けました。
靴底がまたしっかりした状態になりました。
上の革はまだ痛んでおりませんでしたのでお気に入りの靴がまたしばらくお履きになれますね。
茶色の靴は履いてるとなんともいえない良い風合いが出てくるので直してまた履けるようになると嬉しいですよね。