学生靴かかと修理
毎日の様に履かれる学生靴。
革靴を履き始める中学生から高校生の時期は活発な時期でもありますので歩かれる距離も相当なものです。
そうしますと靴のかかとが斜めに磨り減ってお困りではないでしょうか。
特に首都圏は路面がアスファルトですので靴底が磨り減りやすい環境なんです。
磨り減ったかかとの靴を履き続けると靴が壊れる原因になりますのでメンテナンスはどのようにできるのか解説していきたいと思います。
かかとが斜めに磨り減るのは履き方が悪いから?
靴修理に携わってからお客様より「かかとが斜めに磨り減るのは履き方が悪いからですか?」とご相談をいただきます。
かかとが斜めに磨り減るのは皆様ご一緒です。
磨り減る早さは歩く距離等で変化しますが、大抵はかかとの外側斜め後ろが磨り減ってきます。
かかとが斜めに磨り減るのは皆様一緒です。
靴の作り手もかかとが修理出来るように作っておりますので安心して下さい。
磨り減ったかかとはどうやって直すのか?
磨り減って斜めになってしまったかかとは磨り減ってしまった部分まで平らに削り落として新しいゴムを取り付ける作業をします。
今回のケースでは磨り減ってしまった部分が深いので靴の軸が外側に傾いております。
このようにダメージが大きくなる前にメンテナンスをするのが理想ですが夏休みなど靴を履かない時しか修理出来ないのでしょうがないですね。
上の写真のような状態からでも修理できますのでご安心してください。
斜めに磨り減った部分を靴修理専用マシンで平らにします。
下の写真のように黄色の線から下を削って平らにしてから新しいゴムを取り付けます。
学生靴かかと修理後
それではいよいよ仕上がりの写真です。
斜めに磨り減って穴が空いてしまった部分のしっかり塞がれました。
靴の軸もまっすぐになり履きやすい状態になっております。
今回修理に使用した材料は当店で一番長持ちするタイプを使用してあります。
毎日のように履かれる学生靴ですので少しでも履き心地の良い状態が長くつづくように丈夫で長持ちする材料を選びました。
ヒールの高さも修理前の高さとほぼ同じように仕上げてありますのでこれまでと同じような履き心地で履いて頂けます。
上の革が足に馴染んでいる靴がまた快適に履けるようになります。
かかとに穴が空いてしまっていたり、かなり磨り減ってしまった靴がありましたら一度ご相談下さいませ。