紳士靴修理 靴底補強

皆様こんにちは。

寒い日は暖かい飲み物や食べ物でぽかぽかになるとすごく幸せになりますよね。

でも寒くないと味わえない感情ですので寒い毎日ですが楽しみながら元気に乗り切っていきましょう!

今回ご紹介するのは革底好きの男性のお客様必見ですよ。

革底の靴で皆様がよく体験してしまう修理事例です。

革底はラバーの底と比較すると耐久性が劣るのですが履く頻度が高かったり、長い年月履いてると靴底の中央に穴が開いてしまうんです。

それじゃゴム底のほうがやっぱりいいの?

とよく質問を頂くのですが

革底は足なじみがよくて履けば履くほど足にフィットしてくるので一概にはどちらがいいとはいえないのです。

コバのデザインなんかは革底のほうがエレガントなものが多いですしね!

修理前の写真ですが一番外側の革がなくなってコルクが見えてます。

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そこでつま先も点検してみますと

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斜めにうすくなってきております。

このうすくなってきてる部分に革を足す作業をして高さを戻します。

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その後にラバーのシートを靴底に貼る作業をしますと

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このようにつま先の厚みが復活しました。

側面から見るとこのような仕上がりです。

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そしてお次はかかとの修理です。

若干ではありましたが、ヒール本体まで削れておりましたので革をあてて高さを整えます。

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一番したのゴムを取り付けるとこのように仕上がります。

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靴底とかかとの仕上がりはこのようになります。

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今回はかかとは元のデザインに近づけるためにゴムと革のコンビネーションを使用しました。

さてこの後は靴を磨いてフィニッシュです。

磨く前がこちら

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丁寧にクリームを浸透させるようにお手入れすると

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このようにピカピカです。

特別な事はなにもせず、クリームを丁寧に浸透させ以前ご紹介したコロニルのブラシで磨き込むとこのように仕上がります。

今回使用した靴クリームはこちらになります。

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コロニルの1909シリーズ。
1909シリーズのコンセプトは「潤い」だそうです。

使ってみると確かに潤い感が他のクリームとは違います。

皮革への浸透力が高いシダーウッドオイルとラノリン等の天然オイルがいい感じに仕上げてくれます。

コロニル100年の技術を結晶した新しい商品とのことでいいクリームです。

今回は少し長くなってしまいました。

最後まで読んで頂き有り難うございます。